2025.02.26
野球肘とは!!
野球肘とは?症状・治療・予防策について
こんにちは!三茶しゃれなあど整骨院です。
今回は、野球をしている方に多く見られる「野球肘」について解説していきます。特にピッチャーや投球機会の多い選手は要注意!肘の痛みを放置すると悪化してしまう可能性があるため早めの治療がオススメです。
野球肘とは?
野球肘とは、投球動作を繰り返すことで肘に過度な負担がかかり、炎症や障害が生じるスポーツ障害のことです。特に成長期の選手に多く見られ、進行すると手術が必要になるケースもあります。
①野球肘の主な症状
投球時や投球後に肘が痛む
肘の内側・外側・後方の違和感
肘の曲げ伸ばしがしづらい
肘を押すと痛みがある
投球時に力が入りにくい
②野球肘の治療方法
野球肘は、早期に適切な治療を行うことで回復が期待できます。症状が軽いうちに対応することが重要です。
・安静・投球制限
痛みがある場合は投球を中止し、肘への負担を減らす。
軽度の症状なら一定期間の安静で回復することも。
・アイシング・温熱療法
急性期はアイシング(冷やす)ことで炎症を抑える。
慢性期では温熱療法を用いて血流を促進し、回復を助ける。
・ストレッチ・リハビリ
肘周りの筋肉をほぐすストレッチを行う。
前腕、肩、体幹の筋力を強化することで、肘への負担を軽減。
・テーピング・サポーター
肘の安定性を高めるためにテーピングやサポーターを活用。
投球時の負担を軽減し、再発防止にも効果的。
・手技療法・電気治療(整骨院での施術)
肘や肩の筋肉の緊張をほぐし、関節の動きをスムーズにする。
電気治療で血流を促進し、回復をサポート。
・手術(重症の場合)
靭帯損傷や骨軟骨の剥離が進行した場合、手術が必要になることも。
できるだけ手術を避けるためにも、早めの対策が重要。
③野球肘の予防策
野球肘は予防が何より大切です!日頃から以下のことを意識して、肘への負担を減らしましょう。
・投球制限を守る
1日の投球数を制限し、無理な連投を避ける。
日本少年野球連盟などのガイドラインを参考に、適切な球数を意識する。
・正しいフォームの習得
肘に負担のかからない投球フォームを身につける。
コーチや専門家の指導を受けるのもおすすめ。
・ストレッチと筋力トレーニング
肩甲骨や体幹を鍛えて、肘だけに頼らない投球をする。
柔軟性を高め、無理なく投げられる体づくりをする。
・適切な休息をとる
投球後はしっかり休養を取り、疲労を回復させる。
適度な休息は、パフォーマンス向上にもつながる。
まとめ
野球肘は、投球動作の繰り返しによって発生するスポーツ障害です。初期症状の段階で適切な対応をすることで、重症化を防ぐことができます。
三茶しゃれなあど整骨院では、野球肘の治療・リハビリ・予防のサポートを行っています。肘の痛みや違和感がある方は、ぜひお気軽にご相談ください!
痛みを我慢せず、早めのケアを心がけましょう!
院長 前田 澪雅