学生に多いシンスプリントとは…

2025.02.12

学生に多いシンスプリントとは…

こんにちは!

三茶しゃれなあど整骨院です。

 

今回は、スポーツをしている方に多いシンスプリント(脛骨疲労性骨膜炎)について詳しく解説します。

シンスプリントとは、すねの内側(脛骨の内側)が痛むスポーツ障害の一つです。

特にランニングやジャンプを繰り返す競技(陸上、バスケットボール、サッカーなど)を行う人に多く見られます。

主な症状 ・すねの内側がズキズキと痛む ・運動開始時や終了後に痛みが増す ・進行すると安静時でも痛むことがある

原因

シンスプリントの主な原因は、繰り返しの衝撃による脛骨への負担です。特に以下のような要因が影響します。

・過度な運動負荷(急激な運動量の増加)

・柔軟性の低下(ふくらはぎや足の筋肉が硬くなる)

・扁平足や回内足(足のアーチ構造が崩れ、負担が増加)

・不適切なシューズ(クッション性の低い靴を使用)

・硬い地面でのトレーニング(コンクリートやアスファルトでの走り込み)

 

シンスプリントの治療法

痛みがある場合は無理に運動を続けず、適切なケアを行いましょう。

① 安静・運動制限 痛みが強い場合は、運動を控え、患部への負担を軽減します。無理に続けると疲労骨折へと進行する可能性があるため注意が必要です。

② アイシング 運動後や痛みがあるときは、アイスパックなどを使い、10?15分程度冷やすことで炎症を抑えます。

③ ストレッチ・マッサージ ふくらはぎの筋肉を柔らかくすることで、脛骨への負担を軽減します。 ●アキレス腱伸ばし(ふくらはぎのストレッチ) ●足裏マッサージでアーチを整える

④ テーピング・インソールの活用 テーピングで筋肉をサポートし、負担を分散させるのも有効です。また、適切なインソールを使用すると、足のアーチがサポートされ、負担を軽減できます。

⑤ 電気治療(立体動態波) 当院では、電気治療(立体動態波)を用いて炎症を抑え、回復を早める施術を行います。

炎症を抑えたり、筋肉の緊張を和らげる効果が期待できます。

 

 

シンスプリントの予防策 シンスプリントは、事前のケアで予防が可能です。以下のポイントを意識しましょう。

 

① 適切なウォーミングアップ・クールダウン 運動前には、動的ストレッチ(足首回し、軽いジョギング)を行い、筋肉を温めましょう。運動後には、静的ストレッチで筋肉の柔軟性を維持します。

② トレーニング量の調整 急に運動量を増やすとシンスプリントを発症しやすくなります。徐々に負荷を上げるよう心がけましょう。

③ 適切なシューズの選択 クッション性があり、自分の足に合ったシューズを選びましょう。すり減った靴は避け、定期的に交換することも大切です。

④ 筋力強化とバランストレーニング 足のアーチを支える筋肉(足底筋・後脛骨筋)のトレーニングを取り入れ、衝撃吸収能力を高めます。

⑤ 柔らかい地面での運動 硬いアスファルトやコンクリートではなく、芝生や土の上でトレーニングをすることで、負担を軽減できます。

シンスプリントは、適切なケアと予防策を取ることで改善・防止できます。もし痛みが続く場合は、無理をせずご相談ください。

当院では、シンスプリントの専門的な施術を行っています。

痛みや違和感がある方は、お気軽にご相談ください!



院長 前田 澪雅